痔の日帰り手術



   対象となる疾患

1)外痔核 外痔核根治手術や皮垂(肛門周囲の皮膚のたるみ)の切除。
2)内痔核 軽度〜中等度の内痔核に対する根治手術。
3)裂肛(きれ痔) 裂肛に対する用手拡張術、側方内括約筋切開術、皮膚弁移動術。
4)痔ろう 単純痔ろうに対する開放術やシートン法手術。。複雑なものは日帰り手術では
無理なので佐久総合病院を紹介いたします。




   麻酔方法について

 仙骨硬膜外麻酔といって、いわゆる尾てい骨近くに局所麻酔剤を注射し、肛門周囲を
   麻酔しますので手術中は痛みはありません。腰椎麻酔と違って足がしばらく動かない
   ということがなく、手術後、1時間程度回復室にてお休みいただくことで歩いて退院できます。
   ただし、ご自身での車の運転はおやめください。

 安全に麻酔を行うためにも、手術前に必要な検査を行いますが、全身状態や検査結果に
   よっては日帰り手術が無理な場合のこともあります。その場合は佐久総合病院を紹介いたします。


  手術について

 手術はジャックナイフ体位といって、体を少し折り曲げたうつぶせの姿勢で行います。
   手術時間は手術内容にもよりますが、だいたい20〜30分程度で終了します。

 手術終了後、1時間ほど別室にて休んでいただきます。麻酔が効果がなくなっていること、
   出血がないことや痛みが強くないことなどを確認して帰宅していただきます。
   ご自身での運転は無理ですのでどなたかの運転でお願いいたします。


本体






ブレードの形状
超音波切開凝固装置 (ハーモニック・スカルペル)

 当院では肛門疾患の手術に、上の写真のある超音波切開凝固装置
  (ハーモニック・ スカルペル)
を導入しております。
  この装置は超音波の振動により、組織の凝固(止血)と切開を同時に
  行う器械で以下のようなメリットがあります。
超音波切開凝固装置(ハーモニック・ スカルペル)のメリット
低温で組織を凝固・切開するため、手術に伴う組織のダメージが少なく
術後の創の回復が早い。

止血能力が高く、術後の出血が少ない。

手術中の出血がほとんどない。

  手術後について

 手術終了後、1時間ほど別室にて休んでいただきます。麻酔が効果がなくなっていること、
   出血がないことや痛みが強くないことなどを確認して帰宅していただきます。
   ご自身での運転は無理ですのでどなたかの運転でお願いいたします。

 手術内容にもよりますが、最初の一週間は2回程度の通院が必要です。その後は1〜2週間
   に一度くらい、受診していただきます。ほとんどの方が1〜2ヶ月で治癒いたします。

 手術後は3日間程度、自宅で安静にしていただいたほうが無難です。その後は軽作業で
   あれば仕事復帰は可能ですが、重労働は2週間は控えていただきます。ただし、手術後の
   安静度は手術内容や個々の患者さまの状態によってかなり異なりますので、詳しくは退院
   時に諸注意をご説明いたします。

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