消化器内科・内視鏡内科

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医師からのご挨拶

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医師からのご挨拶

当院は開院以来、胃カメラ、大腸カメラに特に力を入れ、高度の専門性と苦痛のない内視鏡検査をモットーに食道・胃・大腸疾患を診療してきました。以前の内視鏡検査がつらかった方、検査が不安でまだ受けていない方はぜひ当院の胃・大腸カメラをご体験ください。また肝臓・胆のう・膵臓など胃腸以外の腹部臓器は専門の超音波検査技師が行うエコー検査と経験豊富な放射線技師が行うCT検査を駆使してしっかりと診療いたします。

FeatureFeature

Feature01

苦痛が少ない胃カメラ、大腸カメラ検査を実施

鼻から入れる細い胃カメラ(経鼻内視鏡検査)は、舌根部(舌の奥)に接触することなく挿入しますので、約95%程度の方は検査中も会話をしながら「オエッ」とならずに検査が終了します。200-300人に1人くらいの頻度で、経鼻内視鏡が挿入できない鼻の狭い方がいらっしゃいます。その場合も細い経鼻内視鏡を口から挿入するため、楽に検査が可能です。過去につらい思いをされた方も安心して検査を受けてください。
大腸カメラ(大腸内視鏡検査)もごく一部の方(子宮切除後等で骨盤内癒着のある場合)を除けば大部分の方は楽に検査を終了できます。また静脈麻酔を併用することにより、軽く寝ているような状態で苦痛もなく検査を終了することも可能です。さらに大腸検査時の送気に従来の空気ではなく炭酸ガスを使用して検査後の腹部膨満感を大きく軽減しています。

※静脈麻酔を用いた場合は、ご自身で車を運転して帰宅はできません。

Feature02

県内トップレベルの検査実績

当院は開院以来、胃カメラ、大腸カメラに特に力を入れ、高度の専門性と苦痛のない内視鏡診療を信念とし、診療してまいりました。その結果、苦痛が少ない鼻から入れる胃カメラ(経鼻内視鏡)は令和5年2月に累計検査数が約3万2600例を突破して県内トップレベルの実績を誇るまでになりました。
鼻から入る細い内視鏡は精度が低いのではと不安になる方もいらっしゃいますが、最近では経口内視鏡と遜色ないほど画質は進歩改善しています。当院では発見された胃がん・食道がんの95%程度は内視鏡下に切除され完治しています。

Feature03

高性能な内視鏡システムを導入

当院ではこの度最新のLED内視鏡システム「ELUXEO 7000システム」(富士フイルム社製)を導入しました。
本機器の特徴は、4つのLED照明の発光強度比を高精度に制御して、白色光と短波長狭帯域光を生成し、画像処理を組み合わせることで、目的に応じた画像を作り出す技術「マルチライトテクノロジー」を採用しております。
粘膜表層の微細な血管や粘膜の微細な構造などを強調して表示する機能「BLI」や、画像の赤色領域のわずかな色の違いを強調して
表示する機能「LCI」により、炎症の診断や微小な病変の観察をサポートします。
さらに大腸カメラには高性能の拡大内視鏡スコープを導入し、光学ズーム機能で倍率145倍まで拡大して病変を観察できるのでより詳細で正確な診断が可能になりました。

Feature04

ブルーライト内視鏡室・リカバリールーム完備

当院の内視鏡検査室にはブルーライト照明を完備しています。胃カメラや大腸カメラで観察する食道・胃・大腸などの臓器は赤色が基調ですが、赤色と補色関係にある青色に照らした内視鏡室では、補色効果により赤色が引き立つために内視鏡画面の視認性が向上し、診断精度がいっそう高くなります。
また心を落ち着かせる色である青色の室内で検査を受ける患者さんのリラックス促進効果も得られます。

内視鏡室に隣接して、個室仕様のリカバリールーム(回復室)を2ヶ所設置しています。静脈麻酔下の内視鏡検査後にしばらく安静が必要な方は、こちらで安全に安心して過ごしていただきます。

Feature05

超音波技師が腹部超音波検査を担当

専門の超音波技師が腹部超音波検査(エコー検査)を行って肝臓、胆嚢、膵臓、腎臓、膀胱、前立腺、子宮、卵巣などの腹部骨盤臓器を観察します。
超音波は体に無害で検査も苦痛がなく、短時間で広範囲を検査することが可能です。デメリットとして、胃や腸など内部に空気を含む管腔臓器や肥満の方は超音波が届きにくく、内部の情報を得ることは困難となります。

Feature06

最新型の低被ばく全身CT装置を導入

CT(Computed Tomography:コンピュータ断層撮影)とは、X線を利用して身体の内部(断面)を画像化する検査です。
当院で導入したドイツ・シーメンス社製の高精細CTは従来CTと比べて画像の解像度が格段に向上しています。また一般胸部X線撮影と同程度のX線量で胸部CT撮影が可能な低被ばく全身CT装置です。撮影の際は、ベッド(検査台)に寝た状態で、短い筒の中に入ります(MRIと異なり、閉所恐怖症の方も大丈夫です)。
CT検査では頭から足まで全身を輪切りにした画像が得られ、脳梗塞・脳出血・クモ膜下出血等の頭部病変、肺癌・肺炎等の胸部病変、肝臓癌・膵臓癌・腎臓がん等の腹部病変の診断や、外傷にともなう頭蓋内や胸腹部の内臓出血といった外科領域、さらには骨折や骨腫瘍などの整形外科領域の診療にも幅広く活躍します。
また当院は都内の遠隔画像診断センターと提携し、当院で撮影したCT画像は当日のうちに遠隔画像診断センターへ送られ、当日か翌日には各臓器ごとの放射線診断専門医による診断レポートが届くシステムになっており、精度の高い診断結果を提供できます。

消化器内科・内視鏡内科について

消化器内科は、食べ物の通過する口から肛門までの消化管(食道、胃、小腸、大腸)と実質臓器(肝臓、胆嚢、膵臓など)を診断、治療を行う診療科です。消化管や実質臓器に不調が起きると腹痛や嘔吐、食欲不振、下痢、血便、便秘、膨満感など様々な症状が起こります。その原因を探るために、血液検査、内視鏡検査、超音波検査、CT検査などの様々な検査を行って総合的に判断します。

内視鏡内科は咽頭から食道、胃、十二指腸、大腸、直腸まで内視鏡を用いた診断と治療を行う診療科です。当院では早期食道癌、胃癌、十二指腸癌、大腸癌の発見に特に力をいれています。超早期の胃癌・食道癌は、内視鏡下に切除、治癒が可能です。ちなみに当院で発見された胃癌・食道癌の95%程度は内視鏡下に切除され完治しています。

発見されやすい疾患

病気の種類により、胃・大腸内視鏡検査で発見されやすい疾患と腹部超音波検査・CT検査で発見されやすい疾患がありますが、すべて当院で検査が施行可能です。肛門疾患は<肛門外科>もご覧ください。

  • 咽頭癌、喉頭癌
  • 食道がん、逆流性食道炎
  • 胃がん、慢性胃炎(ピロリ菌感染症を含む)、胃潰瘍、十二指腸潰瘍
  • 大腸がん、大腸ポリープ、大腸憩室炎、虚血性大腸炎、潰瘍性大腸炎、クローン病
  • 肛門疾患(肛門がん、痔核、裂肛、肛門周囲膿瘍、痔瘻等)
  • 肝臓癌、ウイルス肝炎、自己免疫性肝炎、非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)
  • 膵臓がん、胆のうがん、胆管がん、急性・慢性膵炎、急性・慢性胆嚢炎、胆嚢・胆管結石